私は26歳の時にハゲた。この記事執筆時点で34歳なので、8年前のことだ。まさか20代でハゲるとは想像すらしていなかったので、絶望したことを鮮明に覚えている。ハゲ形態は、前頭部と頭頂部から同時に来た。つまりM字ハゲと河童ハゲのコラボレーションハゲであった。進行速度は全速前進、止まることを知らない暴走状態だ。
当時はハゲについて何の関心もなかったので、どう対策すればよいか分からず、ただただ焦った。急いで解決したかったので、インターネットで調べ、ハゲに良いとされる育毛シャンプーや育毛剤を使ったが、全く改善しないどころか進行するばかりだった。今思うと、とても浅はかな対応だったと反省している。
解決したいのにどんどん進行していく様子を日々見ていると、絶望した。仕事は手に付かず考えているのはハゲのことばかり。周囲からの目線、見た目の劣化、残り人生の50年くらい、ずっとハゲと付き合わなければならないのかという悲しみ、ありとあらゆる負のイメージが想起された。特に、20代なのに見た目が劣化するのが特に辛かった。あまりに辛すぎて塞ぎ込んでしまって、あの時は人として落ちこぼれた気がした。
だが今となっては、ハゲについて様々な角度から調査し、考察し、原因や対策について固まった理論を持っている。だから、26歳の時にハゲた原因を分析し、世の中のハゲ達に具体的対策を発信したい。
私は若干の潔癖症で、当時は、入浴時に頭や身体を入念に洗うことが習慣だった。頭を洗う時は、シャンプー液を多めに手に取り、泡立てることなく頭に塗りたくって泡立てていた。指を立てるようにして頭皮に押し当て、指を小刻みに動かして頭皮を入念に洗い、頭髪は手櫛のように指と指の間に頭髪を挟んで梳かすように擦り洗っていた。風呂から出てドライヤーで乾かせば、当然であるがカサカサの頭皮・頭髪となっていたが、当時はそれが普通だと思っていた。
私は姿勢が悪く、いわゆる猫背であり、巻き肩ということも相まって、異常な肩凝りがあった。これは、ハゲ3大原因のひとつ「1. 頭皮に十分な血液が巡っていないから」に該当する。つまり、筋肉の異常なこわばりによって血流が阻害され、頭皮へ十分な血液が巡っていなかったのがハゲた原因のひとつだと考察する。
もう一つある。ハゲ始めたとき、頭皮がやけにピリピリして痒かったことを覚えている。これは、頭皮の皮脂膜が無くなっている状態が常態化し、毛穴を閉じるフェーズに入ったタイミングだと考える。これは、ハゲ3大原因のひとつ「3. 外的要因により頭皮に異常があるから」に該当する。つまり、皮脂バリアが無くなっていて、外部からの有害物質を取り込まないために頭皮が毛穴を閉じ始めたのだ。
上記の「1. 頭皮に十分な血液が巡っていないから」と「3. 外的要因により頭皮に異常があるから」が私が26歳でハゲた原因である。ハゲる原因は必ずしも一つではない。一つの場合もあるが、全て該当する場合もあるので注意が必要だ。 原因を見落とすことなく明確にできれば、適切な対策が見えてくる。
各原因に対する対策は下記記事に纏めているので参照されたし。
世のハゲた人の大部分がそうだと思うが、ハゲていないときは自分がハゲるとは思いもしないものである。親がハゲていようが祖父母がハゲていようが、自分だけはハゲないと根拠なく信じているものだ。
それがいざハゲ始めると、ハゲることに対して準備や勉強をしていないものだから、どう対策すればよいのか分からず、ただただ焦ることになる。急いで解決したいものだから、育毛サロンに通ったり、育毛剤を使ったり、プロペシアなどの薬に頼ったりすることになる。
そこには大きな落とし穴があることを忘れてはならない。一般的な育毛論は、効果がないどころか逆効果であることも多い。まずは本ブログでの理論を、世の中のハゲ達にはもちろん、ハゲていない人たちにも見てほしい。
ハゲに幸あれ。