抜け毛は正常な身体的代謝機能である
抜け毛の本数は、一般的に50~100本/日と言われている。しかし、例え1日に200~300本抜けようとも、それと同じ分だけ健全な頭髪が生えてくるならば、頭髪は減っていかないので何ら問題はない。
つまり、抜け毛の本数には個人差が大きく、抜け毛の本数が多いからハゲるというわけでもなく、抜け毛の本数が少ないからハゲないという話では決してない。例え、抜け毛が非常に少ないとしても、抜けた毛根から新しく毛が生えてこないならば、徐々に頭髪は減っていき、ハゲに仲間入りすることになるだろう。
そもそも、抜け毛が少なければ少ないほど良いと考える現代の風潮がまず間違っている。抜け毛は、身体の代謝機能のひとつであり、必ず起こることである。体内の重金属や有害物質を毛髪に含めて体外に排出する。これが毛髪の役割の一つであり、毛髪を定期的に切り離す、つまり脱毛させることで、体内の浄化が行われる。脱毛は身体の正しい機能であり、必要不可欠な現象である。脱毛が無い、あるいは極端に少ないのは異常なことであることを理解しておかなければならない。
気にすべきは抜け毛ではなく「発毛力」
気にしなければならないのは、抜け毛の本数などではなく、健全な頭髪を発毛する力を持っているかどうかである。発毛する力とは、「血流」「血液の品質」「シャンプーしないこと」による基礎としての発毛力のことである。決して、発毛剤を使った場合の表面的な発毛力のことではなく、身体の根本の実力となる発毛力のことを、ここでは言っている。
発毛力を十分に持っていれば、抜け毛など全く気にならない。それは「お金」と同じ感覚だ。どんなに浪費しても、収入がそれ以上にあれば財産は減らないし、気にならないだろう。頭髪も同じで、抜け毛は多くとも、それ以上に健全な頭髪が生えてくるならば、何も気にならないだろう。
だから、抜け毛の本数なんぞ気にしていないで、「発毛力」を早く向上させなければならない。発毛力をどうやって向上させるかは、下記記事を読んでハゲの原因について理解すれば、発毛力の向上に繋がる行動を自ずとするようになる。
抜け毛の本数を気にしている場合ではない
抜け毛の本数がハゲと関係しないことは理解してもらえたと思う。抜け毛の抜け毛の本数を減らすことを第一目的にしているようでは、いつか毛を無くす。育毛剤の宣伝だったりヘアサロンの謳い文句である「抜け毛を減らします」にも誘惑されて、無駄な商品を買ってしまったり、無駄なサービスにお金を使ってしまったりする。
今日から、抜け毛の本数は気にしないでいい。もう、風呂場や寝室の枕を見て、抜け毛の本数に一喜一憂しなくて済む。例え1日に300本抜けようとも、また300本生えてくる発毛力を持っていればそれで問題ないのだ。
ハゲを克服するための最優先事項は、上記記事でも書いているように「血流を改善させる」「血液の品質を上げる」「シャンプーを止める」に尽きる。これらを愚直に実行し、是非とも「発毛力」を底上げしてほしい。
ハゲに幸あれ。